「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・
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◆ 松風園のお茶 / 2006年 5月

“夏も近づく八十八夜…♪” 八十八夜とは立春から数えて88日目、例年は5月2日(うるう年は1日)ですね。 そしてこの頃、方々で「新茶入荷しました」の文字を目にします。また、新聞にも“茜襷に菅の笠…♪”姿で初摘みをする女性の写真が掲載されていて、今年はやはり寒さのせいで少し茶葉の成長が遅いそうです。

今月はお茶です! こんな大切なものを今日まで紹介していなかったとは… あまりに身近にありすぎたのかも知れません。

私は普段に飲むお茶も、教室でお出しするお茶も、お稽古(茶道)のお茶(抹茶)もすべて、京都の松風園さんのお茶を使っています。松風園さんの奥さんは裏千家学園の同期生で、三年間同じクラス、同じ寮で生活し、卒業後も彼女が松風園に嫁ぐまでの数ヶ月を一緒に生活した… まさに実の姉のような存在です。 そんな訳で、彼女が松風園に嫁がれててからずっと我が家のお茶は《松風園》です。

私のお気に入りの茶葉は、来客用の『舞鶴』という煎茶…父のお参りに来て下さる真行寺さんが、毎回、必ず、「先々でお茶を頂くがぁ〜 ここのお茶は美味いですなぁ…。 さすがにお茶の先生のお宅ですなぁ…。」と、本当に毎回お褒め下さるお茶です。 普段に頂く『玉露玄米茶』…このお茶もファンが多いです。温度が適温で本当に上手に入った時は『舞鶴』に勝るとも劣らぬ至福を感じます。 お抹茶では『友輪の白』という銘の薄茶…もっとも、お濃茶を薄茶に点てて頂けば当然の事としてより美味しいのは確かですが『友輪』〜友の輪という銘も気に入っています。

すべてのお茶が美味しいです! まず香りや色=風味が良い… そしてお茶の味がしっかりしています。 多分これは新鮮なお茶、詰めたてのお茶をいただいているからだと思います。つまり、何時も“新茶”をいただいているのと同じだからではないでしょうか。。。