「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
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◆ 鶴山公園の桜 / 2006年 4月

もう、今年のお花見の計画は立てられましたか?

春らんまん… 毎年毎年、人の心をウキウキとさせ、潔くその短い命を散らす桜の花。 日本各地に「桜の名所」があり、其々に美しい姿で我々を楽しませてくれますが、この近隣で「花見」に行くなら、私はやっぱり岡山県津山市の《鶴山公園》が、イチオシです。

神戸からは中国自動車道を使って、2時間から2時間半。岡山県の津山インターを降りて15分ほど…、小高い山(津山城跡)全体が桜の山で、遠目にもすぐにわかります。津山城は、森蘭丸の弟が築城した城とか。その城跡に4000本とも5000本とも言われる桜の木が植えられており、満開のその桜は、とにかく圧巻!見事!です。

「津山のさくらまつり」として、神戸や大阪からのバスツアーも出ているほどです。が、最初に私がここを訪れたのはなんと“真夏”。広島の友人と落ち合うのに、中間地点として「津山」を選びこの城跡の公園に行ったのです。当時(15〜16年前)は桜の名所とは知らず、もの凄い“蝉しぐれ”の中を、汗を拭きながら、頂上(天守閣の場所)へ登った時のあの爽やかな風・・・。周囲を見渡すと、桜の木ばかり・・・。「ここって、春が良いんじゃない?」 …なんて馬鹿な台詞でしょうか。翌年の春、「やっぱり、桜の名所だったのかぁ〜」と、それから数年、津山への「お花見」が続きました。

その後、年々人が増え、母も階段を嫌がるようになり、最近はチョッとご無沙汰しています。

また、津山より先、落合町へ足を延ばすと《鶴山公園》とは対照的な・・・ 山の中にたった1本、その存在で見る人を魅了する《醍醐桜》があります。

落合町出身の友人の薦めで、津山の帰りに立ち寄ったのですが、青空に映える見事な桜でした。但し、こちらは本当に「花を愛でる」だけ・・・ 「花見の宴」はできません。私もたった一度きり訪れただけですが、とても印象に残る桜でした。

どちらも見頃は、ちょっと遅め・・・ 神戸や京都で楽しんで、翌週にまた「お花見」が可能なスポットです。