「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・
ご感想、ご意見など、お寄せ下されば嬉しく存じます。

 

◆ 遊 中川さんの麻の布巾 / 2005年 6月

アッと言う間に、今年も半分を迎えようとしています。気がつけば早、6月です。“梅雨”ですね。 蒸し暑かったり、肌寒かったり・・・ どんよりした空、生ぬるい風・・・ この時季ばかりは、北海道に引越したい!などと、身勝手な事を思います。

私の自宅には、こんな仕事(料理やお菓子の教室)をしていながら、「食洗機」がありません。「食器乾燥機」すら所有していません。 すべて、手洗い、布巾で拭き、干して(テーブルに広げてさらに乾燥させます)から、片付けます。

とは言え、洗うのは私ではなく、母か妹か、お手伝いして下さる生徒さんか・・・ いつも、申し訳ないなぁ・・・と、思っています。負け惜しみを言わせていただくなら、「食洗機」に入れる事の出来る器が少ない!と。漆器だったり、金が入っていたり、形が不揃いだったり・・・ 洋食器はともかく、和の器を「食洗機」にかけるのは、どうも抵抗があります。

前置きが長くなりましたが、今月は《布巾》です。教室での大量の食器を拭くために、様々なメーカーや、素材の《布巾》を用いますが、中でも一番のお気に入りは《遊 中川さんの麻の布巾》です。写真は、偶然にも昨年、生徒さんから戴いた《遊 中川さんのこふきん》です。22〜23センチ四方の可愛いお布巾です。ご覧のように引っ掛ける部分がついていて、とても便利です。私の愛用は60センチ角の《花ふきん》です。こちらも以前に生徒さんから戴いたのがきっかけです。とにかく吸水がよく、《布巾》そのものの乾きが早いので助かります。また、いわゆる“お膳かけ”や“風呂敷代わり”としても利用できます。お茶に使う“茶巾”も麻ですが、最古の布といわれる《麻》は、やはりあらゆる意味で優秀ですね。

実は、私が《中川さん》を知ったのは、《のれん》からです。我が家には月毎の《のれん》があるのですが内、2枚は《中川さん》のところのもので、一つはオーダーで作って頂きました。本店は奈良ですが、この春、神戸の大丸内にもオープン!便利になりました。