「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・
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◆ ベランダからの風景 / 2005年 4月

今年の桜は、やはり遅咲きでしたね。 本来の時季に咲いたと言うべきかも知れませんが・・・。 今年は、一斉に花が咲いたため、どこも綺麗だったそうです。特に「吉野山」!通常は下の千本から咲き始め、次第に中千本、上千本へと上ってゆく花が、今年は下千本から上千本まで一斉に咲きそろったと聞きました。あのポスターで見る見事な「吉野山」を実際に目にする事の出来た貴重な春だった訳です。

今月も桜の話題? 我が家はマンションの7階に位置し、爽やかなこの季節は窓を全開し、梅雨までの限られた“好時節”を大切にしています。
私は、我が家の《ベランダからの風景》が大好きです。特に、この桜の時季は、食卓から座ったまんまで、《お花見》?が出来るんです。我が母校でもある鈴蘭台中学校のグランドの土手に何本かの桜があり、遠目の花見を楽しむ事ができます。今年は桜が遅かった為、ちょうど教室の折に皆さんの目にふれる事が出来ました。

花が終わり、葉桜となり・・・ やがて、その土手は新緑に包まれます。連休の頃にはモコモコと緑の濃さを増し、風が吹くたびまさに《青嵐》となり、緑を楽しませてくれます。梅雨の雨に打たれる緑もまた好し!夏には、生命の力強さを感じます。そして、秋。秋は《お月見》です。ベランダにベンチを持ち出し、ちょうどベランダの左前方から右後方へと移ろう月を眺めるのもまた一興です。冬は枯れ野と成り果てますが、薄っすらと《雪化粧》をした姿はまた格別です。

こんな風に書くと、「どんな素敵なところかしら・・・」と、誤解をされそうですね。“神戸のチベット”と言われる北区ならでは・・・ 自然には、恵まれている・・・ というお話でした。