「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・
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◆ 親ばか餅 / 2004年 12月

いよいよ年の瀬・・・ 気ぜわしい今日この頃です。一年の締めくくりと、新しい年を迎える準備に、とにかく忙しい師走です。。。

お正月には、“お餅”が欠かせませんが、近年は“鏡餅”までもが真空パック!さらに最近では“鏡餅”の形をしたプラスチックの型中に小袋入りの小餅が入っているのだとか・・・メーカーさんも、考えますね。 もう何年も、この真空の“鏡餅”を床下収納庫に取り置いて、毎年、それをお飾りするという話も聞きました。なんとも、合理的&淋しいお話でしょう・・・

私は、子供のころから“お餅”が大好き!普段から、市場の御菓子屋さんでおばあちゃんに“小餅”をひとつ買ってもらい、まだ柔らかいその“お餅”にお砂糖をこすりつけるようにして食べるのが好きでした。今月は、“美味しいお餅”をご紹介したいと思います。

《親ばか餅》・・・おもしろいネーミングです。新潟の「酒・ほしの」というお酒屋さんから送られてくるこの“お餅” このお酒屋さんには一人娘さんがいらして、お父様が溺愛したおられたとか・・・ その娘さんが糯米の最高品種『こがねもち』を用いて研究、開発して出来たお餅、《こがね餅》を、いつしか周囲の皆さんが《親ばか餅》と名付けたとか・・・

さすがに米どころ新潟です。コシがあって、ネバリがあって、ノビが良い! 初めて頂いたのは、十年くらい前でしょうか・・・  東京からの転勤で関西にいらしていた生徒さんHさんが、東京にお戻りになられてからずっと、毎年、この時季にお送り下さいます。ご主人様のご出身が新潟なのだそうです。お蔭様で、私は“美味しいお餅”に出会うことができました。“お餅”大好きの我が家では、毎年、お正月まで待てずに封を開けてしまいます。

そう言えば、お餅つきの風景も見られなくなりましたね。親戚が集まってのあの行事、私がいくつの時までやっていたのか・・・ 確か、絵日記に描いた記憶はあるのですが・・・ 祖母に叱られながら、従姉妹と粉まみれで丸めた“お餅” 懐かしい思い出です。 私の住むマンションでは、12月の第二日曜日に、子ども会が主催の「餅つき大会」が行われ、全戸に“お餅”が配られます。