「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。

時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・

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◆  龍野乃刻 / 2011年 8月

 

関西では淡口醤油といえば『ヒガシマル』 と仰る方が多いと思います。 私もそうです。 言わば淡口醤油の代名詞で… 私個人の料理のレシピにも淡口の所には「東を○で囲んで」簡略化して記入しています。 私が習った日本料理では濃口醤油は『キッコーマン』 淡口醤油は『ヒガシマル』 たまり醤油は『マル金』を使用していたからだと思います。

そんな『 ヒガシマル』が究極の淡口醤油として作ったのが、今月のお気に入り《龍野乃刻(たつののとき)》です。

東京のNさんに「ご存知ですか?」と頂いたのが最初です。 もう何年になるでしょうか…。 1年に1回だけの限定販売で毎年11月に届きます。 我が家では、普通の淡口醤油とこの《龍野乃刻》を上手に使い分けています。 煮炊き物には普通の淡口を、吸い物や加減酢や卵にポトリ!には《龍野乃刻》の出番です。

料理教室を閉じて1年になります。 先月末の朝茶事の折、久々に本格的に“和食”を作りました。  この時、改めて「やっぱり、このお醤油は良いな!」と実感しました。  本当は11月に登場させようと思っていた《龍野乃刻》ですが、急遽、今月にしました。 今ならまだ… 予約受け付けています。(笑) 色がきれいなのにコクがあり、旨みがあります。 香りが良くまろやかです。 原料となる大豆や小麦、米、塩… 全て地元の播磨地方で調達し、‘甘酒二段仕込み’という熟成技術から完成した“淡口醤油を超えた淡口醤油”なのだそうですよ。。。