「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
◆ 嫌われ者の一口ビアグラス / 2010年 7月
私が子供のころから我が家は来客の多い家でした。 父の同僚、後輩、母の友人、親戚の付き合いも賑やかで、何故か人の集まる家でした。 母は決して料理が得意ではなく、上手でも なかったのに不思議です。 お客様と言えば「まずは乾杯!」で… 我が家の酒器はかなり充実していたように思います。(笑)
クリスタルのようなズシリとした重みや輝きはありません。 グラスを重ねても澄んだきれいな音もしません。 が、ガラスの中途半端な重みや厚みも 感じられません。 この軽さと薄さが気に入りました。 昔から“のんべぇ”の集まる我が家では、「ビール」はほとんど最初の乾杯だけです。 キリリと冷えたその 最初の一口が実に美味しい!と思います。 なので「乾杯グラス」はこの程度のもので十分だと… 口当たりは薄く持つ手に軽く… 適当に洒落ていると思っています。 ところが問題発覚です。 それはやはり、その薄さにありました。 弱いのです。。。 特に力を入れるわけでもなく普通に洗っていても割れてしまう事があります。 拭いている時にもパリッと、 ふとしたはずみで簡単に…。 困った事には恐がって(嫌がって)誰も使いたがらないのです。 ある種の宝の持ち腐れ状態なのです。。。(苦笑) この夏もすでに4組の来客予定が入っています。 母と妹の機嫌を伺いながら… 「乾杯!」には何としても登場させたいと思っています。
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