「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・
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◆  林喜さんの炭焼あなご / 2008年 7月

 

この月はなんと言ってもお祭りの月ですね。 大阪の天神さんにも京都の祇園さんにも、「鱧」が欠かせない魚(料理)となっています。 そこで今月は、あえて「穴子」です。

穴子もこの季節が旬で、「梅雨穴子」と呼ばれて喜ばれる食材のひとつです。 もちろん生の穴子も使い道色々… 大昔、転勤で東京から来られた生徒さんに「生の穴子に驚きました。 焼き穴子しか見たことがなかったです」と言われ、こちらがビックリしたこともありましたが…、最近では東京のスーパーでも生の穴子を見かけるようになりました。 

今回は生の穴子ではなく「焼き穴子」です。 我々の感覚で穴子は明石、鱧は淡路… です。 明石と言えば、ご存知「魚の棚商店街」ですね。 この商店街の中にある《林喜(はやき)》さんの焼き穴子は本当に美味しいです。 商標に《炭焼あなご》と、謳っておられるだけあって、実際に店頭で備長炭を使い、焼いておられます。 外はパリッ! サクッ! と香ばしく、中はふっくら…です。 この魚の棚商店街には他にもたくさんの穴子店がありますが、私は林喜さんの「焼き穴子」が一番好きです。

付けて下さる「タレ」も、甘さ控えめ、あっさりしていて美味です。 余った「タレ」は捨てずに冷蔵庫に残しておいて、「丼もの」のつゆに足して使います。 これもコクが出て結構いけますよ。

とは言え、明石までなかなか買いに行けるものでもなく、お味は全然違うと分かっていても、普段は近所のスーパーのもので間に合わせることが殆どです。(苦笑)  お値段もお味に比例していて… (笑) もっぱら贈り物にする事の方が多い!のが現実ですね。。。

もちろんお取り寄せは可能ですが、支店を出さず地元で頑張っておられること〜明石まで足を運ばなければ手に入らない! こと が素晴らしいと思います。 魚の棚にいらっしゃる機会があれば、是非、お薦めです!