「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。
時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・
ご感想、ご意見など、お寄せ下されば嬉しく存じます。

 

◆ 三水園の神戸梨 / 2006年 8月

神戸という街には“これ”といった特産物が無い!といつも思うのです。勿論、天下の「神戸牛」や「洋菓子」「神戸ワイン」といったものはありますが、牛肉は“ちょっと”したギフトには不向きですし、「洋菓子」は東京や地方のデパ地下でも手に入ってしまいます。

つまり、「有田のみかん」「岡山の白桃」「夕張メロン」とか、「静岡や山梨のフルーツ」のように全国に名を馳せるような、土地の自然の産物が無い!と思っていました。

地元の範囲内で 「二郎のイチゴ」とか「神出の無花果、トマト」といったものもありますが、摘みたてがご馳走!その日のうちが賞味期限!で、悲しいかな地方へのお送りには不向きです

今月、ご紹介するのはそんな中で“希望の星” 「三水園の神戸梨」です。 農協での取り扱いや神戸生協に卸しておられたり…で、最近、随分有名になってきていると思うのですが、まだまだ、全国制覇とまではいかない?でしょうね。。。木で完熟させたものを収穫、出荷しておられます。 クール便、あるいは先方で冷蔵保存をして頂ければ(着後、要冷蔵で)宅急便でのお送りも可能です。

《三水園》は、神戸市西区の農業公園のすぐとなりにある梨園です。「新水」「幸水」「豊水」の3種類の梨を地元の方々が共同で作っておられるので《三水園》と名付けられたそうです。 

もう二十年位前、生徒さんのお母様から素敵な手付きのカゴいっぱいの「豊水梨」を頂き、まずは、赤ちゃんの頭位のその大きさにビックリ! 大味なのかと思ったら、何と甘くて水々しくて美味しいこと! 失礼ながら…と、お尋ねをして、すぐさま買い求めたことは言うまでもありません。

私は写真の「幸水」を求める事が多いですが、最も美味しいのは8月のお盆過ぎから9月のお彼岸ごろですね。市内からはちょっと距離がありますがドライブがてらに、ちょうど良いかと思います。私が通い始めた頃は、お客様に出会うこともまばらでしたが、ここ数年は、前もって電話で予約をしないと商品が無い!こともしばしばです。

今年のこの日照り… どんなに甘いかしら…と、今から期待しています。