「衣・食・住」日々の生活の中で、私の好きなもの事をご紹介しています。

時には身勝手な自慢話、時には耳より情報、時にはつまらぬウンチク話・・・

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◆  山利さんの《しらす&ちりめん》 / 2009年 6月

 

私の好物は「豆腐」と「ちりめんじゃこ」です。 昔から「安くつくねぇ〜」と笑われます!

そこで今月ご紹介したいのは和歌山の「しらす創り 七代目 山利」さんの《釜揚げしらす》と《天日干しちりめん》です。 と、知った風に書きましたがお店を訪ねた事はなく、いつも送っていただくばかりです。(笑)  昨年の春、母が骨折した折に「少しでもカルシウムを…」とお見舞いに頂いたのがこの《しらす&ちりめん》でした。 母へのお見舞いにも関わらず…おそらく私が一番たくさん戴いてしまったように思います〜。 

《釜揚げしらす》は、ふっくらと身が柔らかく、しっとりとして辛過ぎず甘過ぎず… 絶妙の塩加減です。 それを自然乾燥させたものが《天日干しちりめん》で、こちらも乾き過ぎず程よい口当たりです。 少し塩気がのった感じがまた美味ですね。 また「特上」のものは木箱入りで、届いた時の木の香りも潮の香りとともにご馳走だな!と感じます。 

私は子供の頃から後者の《ちりめん》が大好きでした。 きっと祖母が毎朝大根おろしにパラッとかけて食べさせてくれたからでしょうね。 祖母と市場に行き馴染みのお店で《ちりめん》を買うと、升で量った《ちりめん》を白い紙の袋を開いたものにポンと入れ「はい、おまけ!」と更に一つまみプラスしてくれるオジサンがいました。 「おまけの分、食べても良い?」と祖母に頼んで… 自分の口にほうばってから冷蔵庫に入れるのが仕事でした。 母が入院中の数か月、祖母と暮らした私にとって祖母と一緒に毎日通った“板宿の市場”には色んな思い出があります。

この山利さんの《ちりめん》を頂くまでは地元・淡路の《ちりめん》が好きでした! 全国に美味しい《しらす&ちりめん》はたくさんあることと思います。 … 是非一度、紀州・和歌山の《しらす&ちりめん》もお試し下さ〜い。 私も機会を作ってお店に伺ってみたいと思っています。