私は自身の仕事柄、着物を着る機会が多く、もちろん着物が大好きです。
有難いことに「着る人に着て欲しい」と大切な着物を頂戴することがとても多いのです。
いただいた着物について、譲って下さった方々とのエピソードを少しだけ・・・

 

◆ 私の一張羅! / 2010年 12月

「これ、買うとき! 取っといたし・・・。」 T先生が初めて私に売り付けた(表現が悪くてすみません)着物です。

先生のところを訪ねると色々な着物や帯が目について、着物好きとしては、つい欲しくなる物ばかりです。 が、決して安価なものではないだけに、当然、望むがままに…という訳には行きません。 また、仮に私が望んでも先生が納得しなければ分けて頂けないこともしばしばです。 そんな中でT先生が私の為にと、取り置いていて下さったのが今回の着物です。

「本手絞り、本金箔、この色は先生(私の事)にしか似合わへん。 先生なら柄の大きさにも負けへん。。。」 長時間正座するお茶には絞りは不向きですから 「こんな華やかで晴れがましい訪問着、着て行くところがありますかね?」と言う私に 「結婚式でもパーティでも、これからは必要になる時がありますて…」 そう言ってT先生が嬉しそうに出してきて下さったこの着物をお断りする事が出来ませんでした。 私が望んだのではなく、先生のお奨めです。 先生の仰せのようにこの着物を着て出る場所が沢山あることを願っています。。。

                          

                           

 

4年間に渡って書きてきましたこのコーナーですが、そろそろお人から頂いたお着物もネタ切れでしょうか…(笑) 数としてはまだまだ沢山あるのですが、何か“読み物”になるエピソードがあるような無いような…です。 それにしても、よくぞ人様からのお着物がこんなにも…と、呆れられているのではないでしょうか。 縁あって私の元に舞い込んできてくれた着物を、下さった方々との思い出と共にこれからも大切に着させて頂きたいと思っています。 つまらぬ自慢話のようなコーナーに長らくお付き合い下さり、ありがとうございました。